「もう年中さんだからね。」
我が家のはあちゃんは、もうすぐ5歳。4月から年中さんになる。
最近少し成長したなあと思える彼女の行動は、自分で体を毎日洗うようになったことと、
登園前のお支度が、スムーズになったこと。
恥ずかしながら、実は、最近まで赤ちゃんのようにパパが抱っこして、体を洗ってあげていました。
私は、立ったままの娘にシャワーを向けて、洗うのを必要な分だけ手伝うようにしているスタイル。
「パパはいつまで赤ちゃん抱っこを続けるのかなあ。」
と思っていたのだけど、突然、卒業させたそう。
パパに「どうして?」と聞くと、
「もう年中さんになるから。」
との返答。
内心、「年少さんでも赤ちゃん抱っこはちょっとね。。。」
と私は思っていましたが、無事、体を洗うという行動が、自分でできるようになって本当によかった。
実際、娘は自分でできたんです。
もう1年以上前から。
スーパー銭湯や、温泉に行くと、お姉さんぶって自分で必死にやろうとしていましたから。
結局、気持ちの問題。
「もう年中さんだからね。」
この一言で、超甘えん坊行動が、軽減してきています。
子供は成長しようとする力が最初から備わっている。
そんなことをふと、思い出させてくれる瞬間がありました。
「幼稚園の門の前だけでも、手を繋いで歩こうね。」
おんぶをしてもらいたい、甘えん坊が「もう年中さんだ」という自覚を持つと、
ちゃんと歩いて登園することができました。
そこで、「気をつけたいな」と思うこともあります。
それは、「我慢させすぎること」
世間一般で言えば、おんぶで登園なんて躾がなっていない!という人もいるかもしれません。
叱りつければ、うちの娘も歩いて登園することは、もっともっと前からできたのではないかと思います。
体を洗うことが自分でできたけど、パパに洗ってもらっていたことと同じかもしれませんね。
年少さん、年中さん、4歳のうちは、心の安定、情緒の安定の方を、私は重視して子育てしたいと思っていました。
そういう意味で、パパと価値観は一致していたのかもしれません。
幼稚園という、家ではないたくさんの人と関わる場で、
きっと娘なりに我慢したり、気を使ったりして過ごしているはず。
外で頑張っている分、
「お母さんお父さんに、遠慮することなしに甘えられる。受け止めてもらえる。」と
心の底から実感してもらうことが、
外の世界で頑張る原動力になる。
そう信じているからです。
今日、幼稚園の前に自転車を止め、手を繋いで歩くことができた娘を見て
「無理におんぶを禁止しなくてよかった。心も体も一致した状態で、できるようになるタイミングってあるんだな。」
と思いました。
小さな子供を育てている方々。
周囲の人の目が気になることがたくさんあると思います。
コロナ禍もあり、人々の心が以前にも増して、殺伐としているように感じられます。
その子には、その子の成長のタイミングがあります。
それは、身近にいる大人にしか分からないこと。
どんな子も、成長する力は必ずもっている。
大人が無理に叱りつけるから、成長するわけではないはず。
子どもの「頑張りたい気持ち」を応援できるお母さん、お父さんでありたいな、と改めて思う出来事でした。