「苦しみ」はどこからくるの?
苦しみはこの3種類
悩みがあるとき、人は「苦しいなあ」という感情を感じます。
その苦しみは、どこからくるのでしょう。
オーラソーマで考える苦しみというのは、色で表すと、透明「クリア」で表されます。
これは、流せなかった涙の色。
涙を流すとスッキリすることがあります。ですから、苦しくて涙を流すと、浄化が起こります。
苦しみを浄化させるには、
苦しみを理解する必要があります。
苦しみを生むのは、この3つ。
仏教の教えに記されています。
- 持っていないものを欲しがる
- 欲しくないものを手にする
- 何がほしいのかわからず、この2つを判別できない
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持っていないものを欲しがるとき
欲しがる傾向が強くなっている時、
相手や状況にしがみついている時、苦しみを感じることがあります。
なんでも受け入れてしまうとき。
食べ物や暖かさを自分の方に引きつけたくなります。
足りない、足りないと思っている時。
こういう時は、
精神的に内向的になります。
過食気味になったり、飲みすぎたり、買い物をしすぎたり、集めすぎたりします。
この苦しみを解決するためには、
「信頼すること」が鍵となります。
本当に私は足りないのだろうか?満たされていないのだろうか?
と問い直してみると良さそう。
それは、自分の考えを信頼し言葉にすることや、自分の直感を信頼して受け入れることです。
自分の直感の中には、現実的に手に入れるのは無理だろうと思われることが、湧いてきているはず。
けれど、あなた自身の本質を生きるためにはその、直感を受け入れる必要がある。
仕事を辞めたくないのに、どこかで辞めなければいけない気がしている時。
この人ではなく、もっともっと愛してくれる人と出会いたいと思っている時。
そんな自分の感覚に気が付いたら、世界が変わってしまうのではないかと怖くなって、目を背けて受け入れずにいたことがあるのかもしれません。
直感や、自分の考えを否定している可能性があります。直感を信じ、自分の考えを信頼することを通して、苦しみから解放されます。

欲しくないものを手にしているとき
何かが嫌いだ。嫌だ。
NOと叫びたい時。
受け入れたくない、拒否したい時。
そんな時は、嫌だと断定し、反発しようとしている時。
こういう時は、毅然とした態度、一線を引く覚悟を見せることが苦しみを解放する鍵となります。
嫌だ嫌だと思う世界から、身を引き鬱々とした気分になる時、
超然とした態度で、立ち上がることで苦しみから解放されていきます。
怒りを溜め込んでしまっていませんか?
本当は違うと叫びたいのに、こんなはずじゃなかったと叫びたいのに、
そのマグマのような自分の本能的な怒りを押し殺していませんか?
私は生きている。
それを否定することにもなりかねません。
自分の怒ることは、行動力につながります。
鬱症状や皮膚疾患がある場合は、
怒りを抑え込んでいる可能性があります。
怒りもあなたの大切な感情の一つ。
そこに光を当てるようにしていきましょう。

怒ること、嫌だということ、運動すること、食べること、愛を表現すること、これらが、欲しくないものを手にしている時の苦しみから解放される手助けになります。
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何がほしいかわからず、この二つを判別できないとき
混乱、わからないという状態が、これにあたります。
自分が何をしたいのかわからないという苦しみ。
この苦しみを解放するには、知識が助けになります。
物事をゆっくりと消化してくことが第一歩。
まずは自分がパニックになっていることに気づく。
深呼吸をし、自分にとって楽しい気持ちになれることに一旦目を向けてもいいかもしれません。
なぜ混乱しているのか、
書いたり、話したりしながら、
自分と対話してみると良さそうです。
「自己」「自我」を大切に。
それは、わがままではありません。
子どものように、楽しく過ごしていきもちは、大人にだってあります。
「私」を中心に置いて、自分のことを見つめてみましょう。
必ず希望が見つかります。
好奇心がありいろいろなことに関心が向いているのかも。一つひとつ消化していくのが、苦しみを解放するには近道となります。わがままになってもいい。自分が喜ばせる方向に目を向けていきましょう。

最後に
「苦しい」という感情は、感じていると不快なもの。
「苦しい」のに、「やった!」「苦しみが来てくれた!」と喜ぶ人はそうそういません。
(私が知らないだけで、どこかにいるのかもしれませんが。)
一つ言えるのは、「苦しい」も、感情の一つでしかないうこと。
「苦しい」も「悲しい」も「嬉しい」も「楽しい」も
感情というものの中にあって、優劣があるものではありません。
感情は、何の前にあるのか。
何も感じなければ、苦しくはない。
けれど楽しくもなくなるのです。
苦しいのも、楽しいのも、生きているから感じられる。
何のために、この感情があるかというと、
その感情を通して、「私がどう生きたいのか」を見つけるため。
一つに苦しいと言っても、その背後にある「欲しいもの」「欲しくないもの」「混乱しているもの」は様々です。
同じ環境にいても、人によって感じ方は全く違う。
「苦しい」時は、本当に自分がどうしたいと心から願っているのかを知るチャンスです。
新しい自分に生まれ変わるチャンスです。
生き生きと、私だけの自分だけの人生を生きる良いタイミングがきているということ。
苦しみに目を向けてみよう。
「ああ、苦しいな。私はどうしてこんなに苦しいのかな。何を求めているのかな。」
優しく、自分に問いかけてみましょう。
その苦しみを理解し、解放された時、
あなたの人生はより輝いたものに、生まれ変わっています。