HSCに温かい幼稚園
娘は5月で5歳になるHSC児です。
4月から年中になりました。
担任は昨年に引き続き、ベテランのM先生。
新鮮気分を味わいたかったのも、少しはありましたが、娘のことに慣れている先生だったのて、安心感もあり、気持ちを切り替えて幼稚園に向かいました。
新年度始まって5日目のお迎えの時のこと。
M先生に言われました。
「今日は雨だったので、教室で折り紙などをして遊びました。」
「あと、教室で集まって活動する時に、はあちゃんだけいなくて、先生たちに探してもらいました。」
「仲良しのUちゃん(昨年同じクラスの1番仲良しの子)と、図書室に隠れてました。」
「教室に入った時、みんなから一斉に見られて驚いてました。話はしたから、お家では言わないでくださいね。」
とのことです。
ママ驚愕です。
「緊張の糸が切れてきたんだと思いますよ。」と笑って言うM先生。
「糸が切れるのが早すぎます!」と私。
娘に話を聞いてみると、
「入っちゃいけない図書室に入って、遊んじゃいけないおもちゃで遊んだ。」
「先生が呼んでいたんだけど、声が聞こえたときに隠れた。」
おそらく、しばらく遊んでから
「ホールに出て廊下を歩いてたら、E先生にみんな探してるよ。と言われた。」
「J先生に、心配だから先生のいるところにいてね。と言われた。」
と説明しました。いけなかったのは、わかっているけど、なんかしちゃったんだそう。
どうしてそうなるのか、親としては、はてなでいっぱいです。
うちの娘は、どうも見ていると、
- やりたいと想像したことを、やらずにやるべきことをするのが苦手
- 先生の言うことより、お友達と一緒にいることを選ぶ
- 気持ちが落ち着かない時に、逸脱気味行動が出る
と言う傾向があるように思います。
去年から大好きだったM先生が、入ったばかりの年少さんとたくさん過ごすので(娘の園は縦割りクラス)寂しく感じている様子が見られると聞いていました。
仲良しのUちゃんともクラスが離れたのもあると思います。
わたしは、大人から叱られるのが怖いので、いつも大人の顔色を気にしていましたが、娘は違うようです。
園の先生は、怒鳴ることはしません。
話を言って聞かせてくれます。
しかも、年長さん後半くらいで、きちっとなるかなー。と長い目で見てくださっています。
我が子の繊細なところも理解して、のびのび過ごさせてくださりながら。いいところもさらに伸ばそうとしてくれているように感じます。
娘は保育園では問題児でした。
面談で、取り扱い説明書が欲しいと言われていました。
狭い空間に人が集まる環境ひとつとっても、保育園は娘には合いませんでした。
HSCは、躾けようとする必要はないといいます。
善悪の判断は、自分で学ぶ力があるそうです。
うちの子も、悪いとわかっていて図書室に隠れました。
怒鳴りつけたらどうなるかと言うと、夜の歯軋りが悪化したり、ストレスを感じて、登園しぶりになったりすると思います。
そうしてしまう娘の事情を温かく見守ってくれる園に出会えて、感謝です。