Safe Place OPEN STAR Written by Natsumi

繊細っ子 就園後 初めての夏休み

FAMILY

入園して、約4ヶ月が過ぎました。保育園に預けるときは、毎日泣かれながら離れていましたが、幼稚園にはとても意欲的に通っています。「幼稚園大好き。」「幼稚園楽しい。」そう言いながら、過ごすことができています。

幼稚園では、たくさん体を動かしたり、お友達を作ったり、造形遊びをしたりと、充実した日々を過ごしています。

コロナの影響もあり、例年と比べると活動の種類が限られているようなのですが、幼稚園側で、工夫をしてくださり子どもの成長に、影響がないように、楽しい園生活を送らせていただきました。

HSCの傾向がある、我が子は、自分に合わない環境にいると、問題行動が増えていきます。この子にあった環境を選んでいくことが何よりも大切だと感じさせられる4ヶ月でした。明らかに、保育園に通っていた時と、今では様子が違います。保育園がダメだということではありません。我が子には、保育園が合っていなかったのです。

まず、空間的な広さが必要だったようです。狭い空間にたくさんの人が集まる環境では、1人でほっとできる空間で過ごすことはできなかったと思います。

次に、お昼寝。どうしても我が子は、お昼寝が苦手。眠りたくなかったのです。お昼寝ができないことをプレッシャーに感じていて、それを考えると、涙が出てきて登園ができなくなってきていました。

幼稚園生活は、まだ、あと2年半あります。それまでは、この子に合った幼稚園を選び、良い環境で過ごさせることができます。

小学校になると、なかなかその選択肢は狭まります。

それまでにたくさんのことを経験し、ストレスに対処できる能力がみについていれば良いですが、工夫をしても難しい環境であれば、公立の小学校の過ごし方、他の選択肢も考える必要があると、今から思っています。

先日、幼稚園の先生と、面談をしました。コロナということもあり、面談は行っていなかったのですが、お願いして、時間をとっていただきました。

「心配しなくて良い。大丈夫。」という声をかけていただきました。HSCについてもお伝えしたのですが「なんでもレッテル、カテゴライズする必要はない、変わった子は昔からたくさんいましたよ。」とおっしゃっていただきました。

この園では、障害があってもなくても、日本人でも、外国につながる子でも、みんな同じ、「子ども」として丸ごと見てくださいます。

世の中が全てそうであったら、どんなにいいかと思います。

時代は変わってきています。このような幼稚園の世界が、当たり前になる時代が、いつかくるかもしれません。

まだ、今はそこまで人間の意識が高まっていないのが現実だと思います。

小学校の仕組みが、いつか改正される可能性も確かにあります。

2025年にやっと全学級、1クラス35人制が始まります。とても喜ばしいことですが、35人学級でも多いと感じます。

近年、さまざまな特性や背景を、持った子供が増えてきています。そして時代も、個を尊重する価値観へと変容を迎えています。

トップダウン式に、いうことを聞かせるような教育を国も目指しているわけではありません。そうであるなら、1学級20人くらいの中で過ごしていく方が、教育の質が上がっていくでしょう。子どもが少なくなっているのですから、教育費を下げない方針で進めていけば、それも可能なのではないでしょうか。

そこまで、大きな変化は、起こらないでしょうから、今ある制度の中で、我が子に合った環境を選んでいきたいと、強く思うようになってきています。

社会に折り合いをつけながら、個性を尊重して伸び伸びと育っていく方向を、今後も探っていきたいと感じた4ヶ月でした。

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