自然に恋愛ができない時は
誰かを好きになったり、相手から愛されたりすることが意識しなくても
自然にできる人がいます。
その反対に、なかなか人を好きにならないし、好きになられることも難しい人がいます。
うまくいかない人は、
「本当に良い人がいないから。良い人は、もう人のものだから。」
そう考えますが、本当にそうなのでしょうか。
深く、目を逸らさずに見つめていくと、
心の中で、蓋をしている奥の方に、複雑な思いや、満たされない思いが隠れていることがあります。
その無意識の領域にしまっている考えや、感情の影響で、
人間関係を複雑にしてしまっているのです。
例えば、
自分のことを他の人から「立派な人だと思われたい」と思っている場合、
いつも立派を演じなければならず、素直な気持ちを表現できません。
相手といるのに、
自分の振る舞いはこれで正しかったか、
相手に感心してもらえる会話はできたか、
そんなことばかり気になってしまいます。
それはつまり、相手を見ているというより自分を見ていることになってしまいます。
相手の反応を気にして、人といても自然体で過ごすことが難しい。
次第に、人といることが苦痛になっていきます。
「自然体の自分でいても、離れない人と出会える。」
まずはこれを唱えてみてください。
そんな経験がない場合、信じられないかもしれませんが、
自然体の自分をいつも受け入れてくれる世界はあります。
たまたま出会えていなかっただけ。
例えば、動物というるときや、小さな子どもといるときの自分を想像してみてください。
ものすごくカッコ良いことを言わなくても、
優しく癒しの言葉をかけ続けなくても、
一緒にいて、心地の良さを味わえる存在はあります。
大人の中でも、身を硬くすることはありません。
「演じている自分」を愛してもらったとしても、
空虚なきもち、寂しい気持ちは絶対に湧き上がってきます。
飾らない、リラックスした状態の自分でいても
楽しく過ごせること、
無理に会話をしなくても、同じ空間にいることが心地よいこと。
それが、目指している本当のパートナーとの関係ではないでしょうか。
何かを与えて、
相手にメリットを感じさせないと
愛されないと固く信じている人がいます。
与えなければ、愛されない。
そういった愛の形を学んできているから。
いつも、何か見返りを要求されて、育ってきたのかもしれません。
いい子にしているから、受け入れてもらえる。
わがまま言うと、叩かれる。
楽しい話をすれば笑ってもらえる。
悲しい顔をすると、拒絶される。
何か、良い形のものを提供しないと、愛される実感がもてなかった。
そんな経験が、今のあなたの恋愛に、影響を及ぼしています。
いい子でなくても、愛される。
いい子な時も、いい子でいられない時も、いつでも丸ごと愛してほしい。
それが、私たちの願いです。
人間ならみんなもっている願いです。
いい子でいられない自分のことを、あなたは愛していますか?
泣いてメソメソする私を可愛いと思えますか?
ダメ出ししていませんか?
こんなんじゃダメだ。
もっと強くならなくては。
まずは、自分から。
「泣いている私、可愛いね。大丈夫だよ。」
「不安な私。心配なんだね。大丈夫だよ。」
「怒っている私。嫌だったね。大丈夫だよ。」
いい子でいられない自分を可愛がれるようになると、
他の人の前でも、警戒心を少なくして、
リラックスして向き合えるようになってきます。
あなたのパートナーとの出会いも、もうすぐです。