親を無条件に受け入れたとき
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無条件に親を受け入れる赤ちゃんの力
今朝、掃除をしながら、ふと思いつきました。
「赤ちゃんは、人を受け入れる力を持っている。」ということ。
どんな親でも、
全て受け入れ、きらきらとした目で見つめてきます。
どんなに未熟でも、
何ができなくても、
赤ちゃんは、世界を受け入れ、手を伸ばします。
これこそ、無条件の愛。
幼児が求める母性
少し成長すると、
お母さんは、なんでもしてくれる人。
自分が悪くても、
泣いても、
悲しくても
つまづいても、
不安な時も
楽しい時も、
全て理解して、受け入れてくれる人であって欲しい。と願います。
全てを受け入れてくれないと、
お母さんの仕事をしていないよ!
といったメッセージを、娘は伝えてくるようになりました。
「はあちゃんが困ってるんだから、助けてくれなくちゃ。」
「お母さんなんだから!」
彼女にとって、
お母さんは、
どんな時でも全てを受け止めてくれる人です。
さて、私と母の関係はどうでしょう。
「何かをしてくれないと、母から大事にされていないと感じているのではないか?」
と思いました。
「お母さんから、最近どうしているかと気にかけて、電話をかけてくれないだろうか。」
そんなことを、心のどこかで気にしているような感覚があります。
ああ、これでは無条件に親のことを受け入れられていないな。
と思ったんです。
私の母は、自分から進んで連絡を取るタイプではありません。
近況を気にしていないわけではないけど、
女性性がかなり少ないタイプなので、
人との連絡の取り方などが、男性的です。
こちらからメッセージや、写真を送っても、
既読になるだけなのは、いつものこと。
それを、どこかで、
「普通、お母さんていうものは、既読にするだけで済まさないんじゃない?
おばあちゃんなんでしょ。孫の写真送られて、なんかいう事ないのかな。」
という気持ちになっていた気がします。
本当に、女性的な柔らかな雰囲気で、
周りを包み込むようなことがとても苦手な人です。
その必要性も、おそらく本人は感じていない。
私の娘がイメージする「お母さん」というものとは、違う雰囲気の人です。
娘が私に要求しているのは、
母親の役割というよりも
「母性」ではないかと思います。
本能的に、求めているものです。
そこで、求めてるものが得られなかった場合、
「こんなの愛じゃない!」
と欠乏感を感じはじめます。
「お母さんていうのは、こういうのじゃないんだよ。」
「悲しい時に、なんで無視するの?」
「嫌味を言うなんて、お母さんじゃない!」
全てを受け入れてくれない親に対し、
怒りなどを持つ人も多いはず。
これが病的に進んだものが、愛着障害になり、アダルトチルドレンを育てます。
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無条件に受け入れられたいなら、無条件に相手を受け入れる
大人になった、アダルトチルドレンは、
人との関わり方などに、問題が生じやすくなります。
レジリエンスと言われる回復力も弱く、
ストレスを感じやすい。
簡単に言うと、「打たれ弱い」人格になります。
適応障害は、アダルトチルドレンや愛着障害を持った人の、
二次的な障害であるケースもあります。
私の場合、
かろうじて、親の行動が以前より改善されたことにより、
現在もやりとりを続けられる状態にいます。
私は、もういい大人になって、
自立したのだから、
「親のありのままをみて
受け入れてみたらどうだろう。」
女性的に受容したり共感したりする雑談、会話が自然にできないこと
人を批判する会話が多いこと
急にイライラしたり、怒ったりすることがあること
完璧主義で、何でも自分の思った通りにやりたいこと
自分が取った行動で、相手がどう思おうか関係ないと切り捨てられるところ
絶対的な根拠のない自信があるところ
これらの「母性」とは対局の要素が強い私の母。
これが母のありのままの姿です。
これは、変えることができない。
子どものときは、こんな母よ一緒にいるのが大変だった。
けれどもう私は大人です。
自分で自分を満たすこともできます。
私の母は、これでいいんです。
これが私の母です。
そう思うことで、私の心が楽になります。
母へ投げかける言葉は、
きっとこれから、もっと優しい言葉かけになることでしょう。
その結果、母も私ともっと
話しやすくなる。
本来は、
母親から変わって欲しいと思うでしょう。
だって、お母さんなんだから。
けれど、母もただの人です。
もう大人になった私なら、
母を一人の人として、まるごと認め、受け入れることができるはずです。
「お母さん」との関係に悩む全ての人へ
母との関係を楽にする道のりは、
とても苦しい道のりです。
たくさん涙も出ることでしょう。
色々な感情が溢れ出すことがあるはずです。
一人で抱えることが、辛いとき、
そのことに関心を持って
話を聞いてくれる人が必要です。
そんなときは、ぜひお声かけください。
一緒に考えていきましょう。