DV男に変貌する男性の特徴
ある男性とのお付き合いで、
最終的に暴力を受けることに発展し、別れることになった経験があります。
こういった体験を受しないように事前に防げたのであれば、防ぎたかった。
その男性は、付き合いはじめてすぐに、
殴る蹴るをしたわけではありません。
徐々に暴力行為を行うように変化をしてきました。
初期段階のその男性の特徴について、今日はお話ししたいと思います。
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目次
かなり横柄な店員さんへの態度
ちょっとした蕎麦屋や、ラーメン屋に入った時に、
かなり店員さんに横柄な態度になります。
横柄なんて可愛い言葉ではなかったかもしれません。
- 店員さんが、”コン”と音がなる程度の強さで、コップをテーブルに置いた瞬間に「おい!」と怒鳴りつける。
- 焼肉などの鉄板を、頻繁に変えさせる。
- 年上の店員でもなんでも、上から物を言いつける。
「お客様」という立場を悪用して、かなり横柄な態度を取っていました。
なぜそうした態度なのか、本人に聞いたところ、
「父親がそうだったから。」
という返答でした。
弱い立場のものを、怖がらせることが、楽しいという感覚を持っていたように思います。
相手が驚き、体を固くし、恐怖心を感じている人を見て、
興奮しているような印象を持ちました。
攻撃する、攻撃されるという現象を楽しんでいる雰囲気です。
彼にとって、弱い立場の人を辱める行為は、ストレス発散の方法の一つであったようです。
運転が荒い
かなり自分本位な運転をします。
右に左にブレーキを踏まずにハンドルを切るような運転をします。
少し危険な状態を楽しんでいるようでした。
運転している本人はまだ良いですが、
一緒に乗っている人が、
どういう感覚になるのか、
心地よく乗っているのか、
人の気持ちに対し、想像が膨らまないようでした。
怖いことや、不快な気持ちを伝えても、
彼は一切、スピードを出したいという衝動が抑えられませんでした。
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危険なものに惹かれる
ある町に、有名な反社会団体の経営するビルがありました。
そのようなところは、さっと通り過ぎるのが一般的です。
彼は、その敷地に入り、ニコニコと喜んでいる様子を見せました。
雪山の坂道を降りる車の中でも、
何度お願いしてもスピードを落とさないことがありました。
その後、スピンを起こし車は停車。
崖に落ちていたら、命はなかったかもしれません。
その後も、ケラケラと笑っているのをみて、恐怖心を覚えました。
言葉や文字で自分のことを伝えられない
彼は、自分の気持ちを言葉で表現するのは苦手でした。
それに対し、イライラを感じると、
大きな声を出すことがありました。
メールでのやりとりもかなり苦手です。
考えをノートにまとめるということも苦手でした。
言葉でうまく伝えられないから、手が出やすい、そういった傾向もありました。
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女性は別れたくても怖くて逃げられない
日々、一緒の時間を過ごしていく中で、
今まで書いたような内容の出来事が起こっていきます。
付き合いはじめ、1ヶ月くらいの間は、
怖いと思うことはありませんでした。
徐々に違和感を感じるのですが、
突如見えてくる暴力的な雰囲気に、
恐怖心が湧き上がり、
別れを切り出すことができなくなります。
「何をされるか分からない。」
本能的に、そういう思いが湧き上がります。
そのため、早い段階で私は、逃げることができませんでした。
自己肯定感が低い
小さなことに、イライラしたり、
弱い立場のを怒鳴りつけたりするのは、
自己肯定感が低いからです。
自分に能力がないと思っていたり、
認められない存在だと感じて傷ついたりした経験を積んできています。
自分を大きく見せることに必死なのです。
今の自分に満足して、静かな自信がある人は、
失敗したり、誤解されたりしても、カッと反応することはしません。
本当のことは、自分がわかっていれば、十分だからです。
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女性の優しさが暴力を誘発することもある
そこで、私の頭は、自分に都合の良いように、
彼と付き合う理由を勝手に作るようになりました。
「優しく接し続けて、理解を示せば、彼も変わるはず。」
「彼が変わることで、私の努力、犠牲も報われる」
そんな未来は来ませんでした。
むしろ悪化をたどります。
本当に彼は変わろうと思っているのか?
変わりたいのか?
おそらく答えはNOであったと思います。
彼の方から言えば、大きなお世話なんです。
真っ当に生きたいと思っていないのに、
いい人の仮面を被った私が、
「変われ、成長しろ」
とメッセージを送ってくる。
無意識に圧迫感を感じた彼は、暴力的になるようになりました。
人を変えようとするのはやめよう
人は、人を変えることはできません。
外から、変えようとするのは、干渉です。
ただいるだけで、相手が変化することはあります。
変わるかどうかは、本人の選択です。
相手が暴力を止めるようになることに、エネルギーを注いではいけません。
自分のことにエネルギーは使うべきです。
相手が変わらなければ、自分のこの努力はなんだったのか、
失望が生まれ、怒りを感じるようになります。
頑張っている自分、
尽くしている自分を、認めて欲しいのではないでしょうか。
それは、本当に愛なのか。
彼への愛情なのか。
本当に救われたいのは、彼ではなく「私」なのではないだろうか。
「暴力的な相手でも、
私がその暴力を振るう彼のそばにいたい」
心からそう思うのであれば、彼の全てを受け入れて、愛していると言えるでしょう。
私は、
誰もが見放した相手に手を差し伸べている天使だと
周囲の人に見てもらいたかった。
私の存在を認めてもらいたい。
そういう支配的な欲が、深層心理の奥に潜んでいたことに気づきました。
ここをチェック!男性と付き合う前に
ここまでの内容から、幸せなお付き合いをするために必要な要素をあげていきたいと思います。
- 店員さんに丁寧な態度を取れる人か
- 運転に思いやりが感じられる人か
- 安心を与えようとしてくれる人か
- 言葉で自分の思いを伝えられる人か
- 等身大の自分でいることが好きな人か
これらは、人と人が良いコミュニケーションをとるために最低限必要なものかもしれません。
男性だけでなく、女性にとっても、この5つは大切なこと。
将来、結婚をするとか、同居するとか、それは選択の問題ですが、
長く一緒の時間を過ごしたいと思う相手と出逢いたいのであれば、
上の5つは必要なことです。
このような人物であれば、自分の思いを素直に伝えられるからです。
「例えば、デートは2週間に1回くらいがいい。でもあったときは楽しい時間を過ごそう。」
「メールは返事が遅れないことが多いよ。仕事の都合でね。どうしても返事が欲しい時は、お返事待ってるという言葉をつけてね。」
そういった細かい要求を伝えやすいからです。
「私は、不安になりやすいから、1日に1回は挨拶でもいいからメールが欲しい。」
自然に伝えることができるはずです。
殴られること、包丁を持ち出されることは、本当に恐怖体験です。
これは、絶対的に続かない関係です。
暴力という形ではない、人とのつながり方は必ずできます。
まずは、逃げること。
親が頼れないのであれば、
警察、公的機関に相談しましょう。
助けを求めるという行動に一つ出れば、突破口は開きます。
新しい環境を作ろうとすることは、
とても怖いことですが、きっとできます。
勇気が欲しい、そういう時は、お声かけください。
一緒に考えていきましょう。