タロット占い師になりたいなら歴史を押さえるべき?タロット始まりは約600年前から
こんにちは。ナツミです。皆さんはタロット占いが好きですか?人によっては怪しいと考える人もいますよね。
タロットは、装飾品、アートとしても美しく、気軽に楽しむことができるものです。
今日は完全版タロット事典から抜粋・要約した内容をお伝えします。
さて、このタロットは、いつからどこで生まれたものなのでしょう?そんな疑問がある方はこのまま読み進めていってくださいね。
タロットの起源

タロットの起源は諸説あります。
その中の一つに、古代エジプト図書館から唯一残された書であるという説があります。また、『トート=ヘルメスの書』(古代エジプトで学問を司るとされたトート神)が書いた書という説もあります。
ですがこれはちょっと事実とは違うらしい。
ルネサンス期のイタリアで芸術家たちが考案したカードゲームです。確かにトート神のテーマも含めて描いてはいます。トート神自ら作ったものではないようですね。
大アルカナというタロットカードは22枚あります。その22という数字が、ヘブライ語のアルファベット数と同じであるということもあり、ギリシャがタロットの祖国ということもあり得るそうです。
イタリアでは1393年に、「ナイビ」という教育用絵カードが利用されていました。タロットも語源は、ROTA(ラテン語で輪)という意味から取られたという話もあります。
最近では、15世紀に北イタリアで作成されたという説が一番有力です。18世紀になると、タロットに関心を持つ研究家が現れ、タロットと魔術が結び付けられるようになり、占いとして利用されるようになりました。そこから、ヨーロッパ中に広がったとされています。
日本にタロット が入ってきたのは、昭和初期ではないかと言われています。海外で、タロットカードは「タロ(ー)」と発音されています。ころ頃にタロット を紹介した人が「TAROT」を「タロット」と表記したことで「タロット」として周知されることになりました。
タロットって怪しいの?

タロットは元々は遊戯用カードでした。裕福なイタリア人家族のためにつくられた工芸品です。そこから、貴族たちがゲームとして使うようになりました。長い年月をかけて占いのツールになっていきます。
タロットが邪悪なものか?というと、それは違います。78枚からなる単なる絵カード。図柄は芸術家の想像力から作られたもの。考えを明確化にするツールに過ぎません。助言を求めたいなら、求めることもできます。タロットを扱う人次第で、受け取り方も変わってきます。
霊能力がなくても扱うことができます。それはタロットが、自分の直感を引き出すために有効なツールだからです。カードそのものをに魔力があるように取り扱う必要もありません。どのように保管するか、扱うかもその人次第。
直感を引き出すためのツールとして大切に扱うべきですが、呪文を唱えなければいけないことや、猫から遠ざけなければならないなど、魔術的な捉え方をする必要はありません。
優秀なタロット占い師になるには歴史を学ぶべき?

タロットの歴史はとても興味深いテーマです。
けれど、知らなくても優秀なリーダーになることはできます。
芸術家たちが、図柄に描いたシンボル、思想に着目する必要はあります。そのシンボルの西洋文化における位置などを知ることができ、カードから読み取れる情報が増えるでしょう。
まとめ
タロット占い師になりたい人は、何のためになりたいのかを押さえておくといいでしょう。タロットの美しさが好きなのであれば、それは人の悩みを解決したいのではないのかも。タロットというツールを使いながら、相手の悩みや思いに寄り添い、解決に向けたお手伝いをすることではないでしょうか。
不思議なもの、神秘的なもの、スピリチュアルな世界が好きな人。しかも人に興味があって、力になりたい。そんな二つの想いがあるあなたは、人気占い師になれることでしょう。