夫が運転中に道を間違えたとき

先日こんなことがありました。

某市内プールに行った時のこと。

25分くらいかけ、高速に乗り施設を目指しました。

コロナ禍の影響で、プールは時間・完全入れ替え制

10時から12時までの回を申し込んでいた私たち。

高速の出口をいよいよ下りる時点で10時20分。

娘がまだ幼児なので、1時間半くらい遊べれば十分、

と思っていた私たち夫婦。

しかし、新しくできた高速出口とナビは一致しておらず、

夫の運転する車はスィーっと右へ旋回し、

また別の高速に乗りました。

料金を払い、プールとは明後日の方向へ、すごいスピードで進んでいく。

ここで私が考えたこと。

(一言でも今、私が何か言ったら、事態は悪化。)

(「なんでまた、高速に乗るのよ。」と言ってしまったらパパの気持ちを逆撫でして、えらいことになる。悲劇。)

(そこで、)

夫は焦ってイライラしています。

高速の出口付近で

「またナビが高速の乗れと言ってる。また騙されたくない。騙された挙句、無駄金を払わさせられる。」 

そして、下道を選択。

(そこで思いつきました。)

「私も出方がよくわからなかったよ。」

「パパ。12時半からの回も予約できたから、しておいたよ。念のためね。」

すると、娘も

「道がわからなかったの?地図が間違えたんだ。それは困っちゃうね。」

と言って援護射撃。

無事、すーっとパパのイライラはおさまっていきました。

数年前は、

パパ、高速ってかいてあったじゃん。出口反対に決まってるのに。もう間に合わないよ」

と追い討ちをかけていました。

そして、「よくもそんなひどい言い方ができるね。性格が悪い!」

言われ、お互いのギスギスタイムがかなり長引いたはず。

今はまず、自分の気持ちを沈める方へ意識を向けます。

私もイライラしているな。

怒っているな。

がっかりしているな。

それは、家族で楽しみたかったからだな。

そして、パパの気持ちも考えます。

イライラしているな。

焦っているな。

それは、パパも家族の時間を大事にして楽しみたかったからだな。

私たちの、願いは一緒。

それなら家族で楽しめるように、他の手段を考えればいい。

追い打ちをかけるようなことを言わないようにし、

違うプランを提案しました。

結果的に、喧嘩をすることなく

2時間たっぷりプールで遊び

楽しく過ごすことができました。

以前のような、事態を悪化させるコミュニケーションを取り続けていたら、

10年後の夫婦関係はどうなっていたでしょう。

ただの痴話喧嘩ではありますが、

小さなことの積み重ねが、2人の間に溝を作っていたかもしれません。

今の積み重ねが、未来をつくる。

些細なやり取りを、大切にしようと改めて思わせてくれる出来事でした。

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