【タロット占いやってみたい】タロットは何枚?どんな内容なの?

こんにちは。ナツミです。
占いが好きだけど、自分でタロットを買ったことがない。
タロットを購入してみようかな。
タロット占いって、難しいの?

「間違った使い方をすると、呪われるんじゃないかな。」
なんて思っている方もいるかもしれませんね。

MYタロットをまだ持っていない占い好きな人に向けた内容になっています。
安心して、タロットを手にしていただけるきっかけにしていただけると嬉しいです。

タロットのはじまり

  

最初のタロットデッキの図柄を描いたイタリア人アーティストたちは、4種類の基本要素を作り上げました。
この要素の種類を、「スート」といいます。

4つのスート

  1. ワンド(棒)情熱の象徴
  2. カップ(聖杯)感情の象徴
  3. ソード(剣)思考の象徴
  4. ペンタクル(コイン)お金・現実・物質の象徴

15世紀末に、フランスがイタリアのミラノとピエモンテ州を制圧しました。
その際、フランスの軍人たちがイタリアのタロットデッキを持ち帰りました。

この時に、タロットは広がっていきました。地中海沿岸の都市マルセイユは、タロットカードの生産拠点となり、マルセイユ版タロットが誕生。
全てのタロットデッキの標準パターンとなりました。

そして、デッキ(タロットカードこと)が進化を続けたのち、78枚という総数が定着しました。

大アルカナ(22枚)

大アルカナは、タロットの中心となるカードです。このカードが出ている時は、人生の転機、向き合うべき課題、人生の目的、大きなテーマに目を向けて、自分の内面や環境を振り返って見ると良いでしょう。

タロットカードによっては、大アルカナの並びが違います。この表の大アルカナの並びは、現在のオーソドックスなタロットカードの並びを紹介しています。

番号 名前 意味
0 愚者 始まり 自然 信頼 
Ⅰ 1 魔術師 アクション 自覚 集中 
Ⅱ  2 女教皇 潜在能力 内観 神秘
Ⅲ  3 女帝 豊かさ 育む 感覚 自然 
Ⅳ  4 皇帝 父性 権威 権力 組織 
Ⅴ  5 教皇 教育 信念 従うこと 
Ⅵ 6 恋人たち 結びつき セクシュアリティ
Ⅶ 7 戦車 勝利 意志 自己主張 
Ⅷ  8 力づよさ 忍耐 思いやり 
Ⅸ  9 隠者 内省 探求 導き 孤独
Ⅹ  10 運命の輪 ターニングポイント 動き 
Ⅺ  11 正義 正義 責任 決断 原因と結果
Ⅻ  12 吊られた男 手放し 逆転 一時中止 
ⅩⅢ  13 集結 移り変わり 取り除く
ⅩⅣ  14 節制 節制 バランス 健康 結合
ⅩⅤ  15 悪魔 束縛 物質主義 無知 
ⅩⅥ  16 タワー 青天の霹靂 開放 転落 
ⅩⅦ  17 希望 インスピレーション  
ⅩⅧ  18 恐れ 不安 幻影 想像力 
ⅩⅨ  19 太陽 啓蒙 偉大さ 生命力 確信
ⅩⅩ  20 審判 審判 内なる呼びかけ 復活 
ⅩⅩⅠ  21 世界 統合 完成 関わり合い 

タロットに慣れていないうちは、この22枚を使ったリーディングを行い、タロットに親しむのもおすすめです。

小アルカナ(56枚)

生活の様子を描いたカードです。大アルカナよりも身近なことがテーマになっています。カードを引いた人は、日常の細かいことに目を向ける視点で、生活を見直してみると良いでしょう。

  1. ワンド 1から10番 ペイジ・ナイト・クイーン・キングの4枚
  2. カップ 1から10番 ペイジ・ナイト・クイーン・キングの4枚
  3. ソード  1から10番 ペイジ・ナイト・クイーン・キングの4枚
  4. ペンタクル 1から10番 ペイジ・ナイト・クイーン・キングの4枚

こうして見ると、トランプに構造が似ていますね。
4種類のスタンダードスートは、ワンド、カップ、ソード、ペンタクルと呼ばれるのが一般的。それぞれのスートは10枚の数札と、人物カード4枚から成り立っています。

1つのスートにつき、14枚。
14×4=56枚

この内、トランプのクイーンやキングのような「ペイジ」「ナイト」「クイーン」「キング」のことを、コート(人物)カードと言います。

コートというのは、宮殿の意味。タロットは、ヨーロッパの宮殿にちなんだ構成になっています。

 

現在世界で使われている主なタロットデッキ

マルセイユ系タロットの特徴 

  • 1650年ごろ、パリのジャン・ノブレが制作したものが最古のデッキとされています。
  • 22枚の切り札、40枚の数札、16枚のコートカードで構成。
  • 正義(ラ・ジュスティース)が8番。力(ラ・フォルス)が11番。
  • 愚者(ル・マ)は無番号。現代版の魔術師は、お調子者を意味するル・パドゥルと呼ばれていました。
  • 女教皇(ラ・パペッス)、教皇(ル・パップ)現代版の塔の16番は、神の家(ラ・メゾン・ディユ)という呼び名がついていました。
  • 現代版で死神とされる13番は、名前のない切り札(ラッキャンソン・ソン・ヌン)と呼ばれていました。
  • マルセイユ版タロットの数札には、ライダー・ウェイト=スミス版のような情景は描かれていません。

マルセイユ版 タロットデッキ

 

ライダー・ウェイト=スミス版タロット

  • 1909年に発表されたもので、最も人気を博したデッキです。
  • 40枚の数札の一枚一枚に、占いとしての意味があります。
  • 作成者は、アーサー・エドワード・ウェイトです。
  • 一番オーソドックスなタロットカードです。これから始めたい人は1セット持っておくことをお勧めします。象徴されているものから直感的に必要な情報を受け取ることができます。

大アルカナ22枚

大アルカナ22枚

 

数札とコートカード

 

クロウリー=ハリス・トート版タロット

  • 1669年に世に出ました。
  • アーテイストのレディ・フリーダ・ハリスの協力のもと、1938年から1943年にかけてアレイスター・クラウリーが作成しました。
  • トートの書と呼ばれる副読本も存在しています。
  • 絵柄にリアリティがあり、怖さを感じる人もいるかもしれません。歴史をたどるとこちらも力強いメッセージを受け取れること間違いなしのタロットです。
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タロットが貴族のゲームから占いに変わったのはいつ?

19世紀のイングランドで、儀式用魔術や秘伝をテーマにした神秘主義者の団体が活動を開始ました。

それが黄金の夜明け団です。その中心的活動の一つに、タロットの研究がありました。

彼らは、ユダヤ神秘主義の一流派であるカバラには、宇宙の意味と目的を理解する鍵が潜んでいるという考えや、ヘブライ・アルファベット、占星術のデカン(十分角。黄道十二宮のサインを10で分割したもの)といった秘伝的領域との関連性に基づいて、タロットカードの意味を割り当てていきました。 

20世紀に最も影響力を持った二つのタロットデッキ、ライダー・ウェイト=スミス版と、クロウリー=ハリス版は、いずれも黄金の夜明け団の元団員たちの発案によるものです。

 

最後に

タロットの始まりは、貴族のゲームとして扱われていました。のちに、神秘的な要素があると研究されて占いに使われるようになりました。気軽に楽しみながら、頭を整理したい時、心のモヤモヤを解消したい時に使えるものです。自分の心に寄り添ってくれるタロットカード。魔術的な意味合いではなく、心と向き合う姿勢の一つとして、大切に扱いたいです。大アルカナ、小アルカナ、コートカードの順など、番号を整理して収納するのも良い方法です。

最後に遊び心のあるタロットを紹介します。自分にしっくりくるタロットを見つけて、占いライフを楽しんでくださいね。

このホワイト・キャッツタロットは、ライダー版タロットの絵柄を踏襲したカードです。タロットの解説書は、ライダー版を扱っています。こちらのホワイトキャッツ・タロットは、最初のカードとして購入しても大丈夫。可愛いもの大好きな気持ちも満たしてくれながら、オーソドックスなタロットの意味も自然に身につけることができる、タロットデッキです。

 

 

タロットの歴史を解説!知識を増やしたい方はこちらの記事へ。

 

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