コネクション・プラクティス教育カリキュラム開講します

子どもの育ちに熱心なママ・パパ「子どもの衝動性やコミュニケーションがもっと改善しないかな。」
「コミュニケーションスキル、友だち作りを教えてくれる場所ってないかな。」
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目次
コネクション・プラクティスって何?
コネクション・プラクティスが何かを知りたい方は、こちらの記事でご確認ください。
平和とつながるコネクション・プラクティス イライラしやすい子育て中の夫婦におすすめコネクション・プラクティス
簡単に説明すると、関係性と感情の学び(SRL)の方法のひとつで、科学的根拠に基づいたものです。共感と洞察を合体させることで計り知れない結果を達成すると言われています。
共感は”感情とニーズへの意識的なつながり”によってもたらされ、洞察は”ハートと脳のコヒーランス(同期)”を通してもたらされます。この二つの相互作用効果によって最大限の知性がもたらされ、レジリエンス(柔軟性)がまし、能力が向上します。それらは、ストレスの急激な現象、ネガティブな感情の解放、感情のバランスの維持、人間関係の改善、対立の構造的な解決など、驚くべき効果をもたらしてくれます。
詳しくは、こちらの本でも知ることができます。
教育カリキュラムとは
教育カリキュラムは「学習者」=「子ども」が自己の力を向上させるのに必要な社会情動的スキル(SEL:関係性と感情のスキル)を育てます。このカリキュラムを学ぶ子どもたちは、危険につながる行動を減らし、成績を上げることが実証されているハート(心臓)/脳コヒーランスを学びます。6つのレッスンの終了後は、学習者はコネクション・プラクティスを自分ひとりで、またはパートナーと組んで、約10分から15分でできるようになります。
この教育カリキュラムは、チルドレン・アンド・ユース・インストラクター(CYI)が対象者の年齢等に適した形で、教室や小グループで使えるようにできています。
これらのレッスンは、ASCA(アメリカン・スクールカウンセラー協会)が定めた『ASCA学習者に成功をもたらす考え方と行動:あらゆる学習者のK-12(アメリカ合衆国の「就学前1年と高校卒業までの13年間の初中等教育」の略称)」における大学とキャリアのための準備基準』を満たしています。この米国の基準は、スクールカウンセリング・プログラムの成果として、学習者たちが発揮うすることができるようになる特定の態度、知識、スキルを重点的に示しています。
また、これらのレッスンは、CASEL(「普及学習・社会性情動学習促進共同チーム」イリノイ州にあるNPO.社会情動的学習/関係性と感情の学習SELについて科学的知見に基づいて普及を図るために設立されたチーム)によって、定められた社会情動的学習標準に合致しています。CASELは、個人が社会情動的知性を育むのに必要な認知的領域・情動的領域・行動的領域の相互に関する5つの能力をあげています。
保護者の皆さんが、コネクション・プラクティスの狙いとそれがどのように子どもたちをサポートできるかを理解することが重要です。この「教育カリキュラム」のプログラムを購入された際、教育カリキュラム教材(リソース)ページにアクセスできるようになります。
学習者の主な対象年齢は、小学5年生を想定していますが、実際に教える子どもたちの理解に合わせて、表現や説明の仕方を変えています。5年生向けには、6時間を基本としていますが、年齢によって1回あたりの時間を短く、回数を多く設定する場合があります。
日本の学習指導要領では
3つの能力の育成が重要視されています。
- 学びに向かう力(人間性)どのように社会・世界と関わり、 よりよい人生を送るか
- 何を理解しているか 何ができるか(思考・理解)
- 理解していること・できる ことをどう使うか(思考力・判断力・表現力等)
この中で、コネクション・プラクティスの教育カリキュラムで重点的に身につけることができる主な力は、1の学びに向かう力(人間性)の部分で、どのように社会・世界と関わり、より良い人生を送るかという部分についてです。

「学びに向かう力(人間性)」とはどのような資質・能力かというと、
- よりよい生活や社会の創造に向けて、自他を尊重すること
- 自ら取り組んだり異なる他者と力を合わせたりすること
- 社会に寄与し貢献すること
- これらの要素を用いて、適正かつ望ましい方向に向け、「知識及び技能」が活用できるようになること
と言われています。
学習や生活経験の中で身につけた知識も、この学びに向かう人間性が育っていなければ、活用されないことになります。知識があっても、人や社会とのつながりを構築することができなければ、表現する楽しさや喜びを見出すことができないでしょう。
「学びに向かう力、人間性等」も、「思考力、判断力、表現力等」と同様に、「知識及び技能」が構造化されたものと捉えることができます。
よりよい生活や社会の創造に向けて、自他を尊重すること、自ら取り組んだり異なる他者と力を合わせたりすること、社会に寄与し貢献することなどの方向に向け、「知識及び技能」が活用できるようになることこそが、「学びに向かう力、人間性等」と、現行の指導要領では謳っています。
「学びに向かう力、人間性等」は、構造化され概念化された知識が、態度に結び付く非認知系の知識とつながり、神経回路のようになる(ニューラル化する)ことだと定義しています。
非認知系の知識とは、認知系の知識とは異なり、数値化したり測定したりしにくい知識を幅広く指す言葉です。非認知系の知識というのは、OECDの「社会情動的スキル」をイメージすると分かりやすいと思います。
「社会情動的スキル」は、「目標を達成する力」「他者と協働する力」「情動を制御する力」とされています。
この、「社会情動的スキル」を育てるのが、コネクション・プラクティスの教育カリキュラムです。
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教育カリキュラムのレッスン
ここで紹介するのは、基本的なレッスンの展開です。年齢・子どもの実態に応じて展開を1レッスンを分けて指導することもあります。
- レッスン1 自分への共感・感情とニーズを特定する
- レッスン2 相手への共感
- レッスン3 鼓動を整え心を落ち着かせるクイック・コヒーランス・テクニック
- レッスン4 自分とつながり気づきを得る・ハート/脳・洞察
- レッスン5 課題の解決とお祝い(良かったこと)を実感するワーク
- レッスン6 大切な人(友達や家族)とのつながりのプロセス
身につく力(CASELが定義する能力)
- 自己認識力
- 自己管理能力
- 社会的認識力
- 関係性の構築と維持に関するスキル
学習内容(ASCA学習者に成功をもたらす考え方と行動)
- 責任ある態度行動
- 自己規律性と自己管理能力
- 課題に直面した時 効果的に対処する能力
- 変化する状況に適応する能力と責任を取ることができる能力
- 効果的な口述答と筆術のコミュニケーション・スキルと傾聴のスキル
- 友だち(他の学習者)とのポジティブで強力的な関係性
- 成功をサポートする大人たちとの関係性
- 共感力
- 効果的に連携し合い、協力し合うためのスキル
- 多様性のある複数のチームと効果的にワークできるリーダーシップとチームワークのスキル
- 社会的成熟さ及び状況と環境への適切な行動
日本の学習指導要領(総合的な学習の時間)の中で言われている育てたい力

- 自己理解・他者理解
- 主体性・共同性
- 将来展望・社会参画
この観点に基づいた、社会情動的スキルに基づく育てたい力を各校で設定し、総合的な学習の時間のカリキュラムを計画しています。
総合的な学習の時間は、中・高学年で70時間、低学年では、生活として105時間学習します。しかし、学びに向かう人間性は全ての学習活動において身につける力とされており、この時間だけでなく、学校生活の中で常に大切にしたい、資質・能力であると現行の学習指導用力では言われるようになっています。
コネクション・プラクティスの教育カリキュラムを学ことにより、これらの力を育てることができます。
発達障害とコネクション・プラクティスの教育カリキュラム

自閉症スペクトラムの傾向がある子どもにとって、感情を識別することはとても難しいことです。
教育カリキュラムでは、この感情について学びます。絵カードも用いるので、表情と感情の名前を一致させながら、丁寧に自分や相手の感情を特定することを学ぶことができます。
これにより、自己共感・他者への共感ができるようになります。
アメリカでは、パニックの軽減や人間関係の改善が見られるという研究結果が出ています。
また、心臓(ハート)の心拍変数を整えることで、心臓から脳への信号が送られる作用から、脳の高次の認知及び感情地位数の活動と絶えず相互に作用し、その活動を修正することができることが科学的に分かってきました。カリキュラムで学ぶ、クイック・コヒーランス・テクニックを学ぶことで、思考が鎮まり、ADHD傾向のある児童の衝動性も穏やかになる効果があります。
教育カリキュラムの内容は、子どもの実態に応じてわかりやすい言葉などに変えながら教えることができます。お家の方と主に、内容を理解していただくことで、継続的に学習することができ、発達障害の傾向がある子どもたちも、社会的情動スキルを向上させることができます。
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教育カリキュラムの実施について
現在横浜市内のカルチャーセンター等において、レッスンを開催予定となっています。
正式に開催できるようになった時に、こちらのサイト、Twitter、Facebookで告知いたします。
オンラインでの開催であれば、随時行っていきます。こちらも準備が出来次第告知させていただきます。
商標について
コネクション・プラクティスは、ラスール・ファンデーション・インターナショナルの登録商標です。
クイック・コヒーランスは、ドック・チルドリーとハートマス研究所の登録商標です。
ハート/脳・洞察はフリーズ・フレーム・テクニックから適用したツールで、ハートマス研究所が教育目的での使用許可をラスール・ファンデーション・インターナショナルに与えています。
非暴力コミュニケーション・NVCは非暴力コミュニケーションセンターの登録商品です。